ウエディングドレスの色のこと

皆さま、こんにちは。 

 ウエディングプランナーの佐伯エリです。

 このblogでは結婚式準備にまつわる情報を発信しています。


本日は『ウエディングドレスの色』のお話。


皆さま、挙式で着るドレスの色が

どうして白になっているのか、ご存知でしょうか。


白には『あなた色に染まります』という

素敵な想いが込められていると言われたこともありますが

もちろんそれも正解だとは思うけれど

実はルーツはイギリス王室の結婚式にあるのです。


その白のドレスを纏って結婚式に臨んだのは、ヴィクトリア女王。

不思議の国のアリスのハートの女王のモデルにもなっている方で

大変偉大な功績を残され、また若くして亡くした夫を生涯愛し通した

とても意志が強くかっこいい生き方をされた女性です。


詳しくは、こちらを。


ヴィクトリア(英語: Victoria、1819年5月24日 - 1901年1月22日)は、イギリス・ハノーヴァー朝第6代女王(在位:1837年6月20日 - 1901年1月22日)、初代インド皇帝(女帝)(在位:1877年1月1日 - 1901年1月22日)。 ハノーヴァー朝第3代国王ジョージ3世の孫。エドワード7世、ドイツ皇后ヴィクトリア、ヘッセン大公妃アリスの母。 2022年9月8日までイギリス女王であったエリザベス2世の高祖母にあたる。 世界各地を植民地化・半植民地化して繁栄を極めた大英帝国を象徴する女王として知られ、その治世は「ヴィクトリア朝」と呼ばれる。在位は63年7か月にも及び、歴代イギリス国王の中ではエリザベス2世に次いで2番目の長さである。 
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 


ヴィクトリアは、当時の王室の結婚では珍しく、恋愛結婚を貫きました。

そして、自分は英国女王になる身だったので、

ドイツのアルバート公にイギリスに来てもらい、結婚式を挙げます。

その時に纏ったのが真っ白なウエディングドレス。

当時、テレビはもちろんないので、その姿は絵になって世界中に知れ渡り

当時の女性の憧れのウエディングファッションとなりました。


つまり、今から180年以上も前に最先端の流行となったファッションが

ずーっと愛され続けていつのまにか定番となり

現代までその流行が続いている、と言うことになりますね。


なので実は、結婚式を挙げる教会などの宗派や

牧師先生のお考えで『ドレスは白』と言う決まりがない場合は

他の色をお召しになっても大丈夫で

人前結婚式であればなおのこと実は白に縛られなくても構わないものなのです。


ただ、そうは言っても白のドレスは花嫁さまのイメージが強く、

憧れを持たれている方も多いと思います。

私も、この仕事をしていたからか、

白が一番シンプルで美しい花嫁のファッションだと思っていたので

当日3着着た衣装は逆にカラーは1着も選ばず

全て白で統一したほどでした。


でも、花嫁さまたちの中には

『自分らしい色はこの色』

と言うご自身のパーソナルカラーをお持ちの方もいらっしゃると思います。


その場合はどうか人前結婚式を選択され

ファッションから自分らしさを表現されていただきたいなと思っています。


彼女も、そんなうちのひとり。

繊細で細やかな彼女は、これまでの人生に自然と、

癒されるものや人を求めてきました。

『水』は生まれ育った故郷の海に始まり、いつも彼女のそばにありました。

水色のドレスで挙式に臨んで良いなんて思っていなかった彼女に

白のドレスの由来を伝え、水色を着ることを勧めました。

その話を聞いていたドレススタイリストは、急にバックヤードに下がると

このペールブルーのヴェールを持ってきてくれました。

『このヴェールもお召しになりませんか』と。


この想いを引き継いだヘアメイクアーティストは当日

『私の中では、水の妖精なんです。今日は』といい

透明感のあるヘアメイクに仕上げました。


こんなふうにみんなで心を寄せて

結婚式を作っています。

お二人の色もご一緒に、見つけていきたいですね。


 Instagramでウエディングの実例をご紹介しています🌷 

 またプロデュースに関する詳しい情報は 公式ホームページ をご確認ください🌈 


 ウエディングプランナー 佐伯エリ プロフィール 
 約15年間株式会社レストランスワン(本社:群馬県前橋市)にて、独立教会・ゲストハウス・レストランなどでのウエディングプランナー、マネージャー、支配人として主に結婚式のプランニングの他、広告撮影やファッションショー、コンサートなどのイベント企画などにも従事。2014年自身の出産経験を接客に生かし、リクルート・ブライダル総研主催の「GOOD WEDDING AWARD」でおめでた婚のカップルへの工夫を凝らしたプランニングをプレゼンテーションし「ソウル賞」を受賞、2016年には「クリエイティブ賞」、2019年には「準グランプリ」を受賞、2022年には初の3タイトル獲得による「殿堂入り」を果たす。 現在はフリーウエディングプランナーとして日本全国で結婚式をプロデュースしているほか、セミナー講師やブライダル企業向けのコンサルティング、ゼクシィ・マイナビウエディング・25ansウエディングなどにおいてコラムおよびアプリなどの制作協力、各地での講演活動も行う。The Professional Wedding「おめでた婚サポートプランナー認定講座」「ファミリー婚サポートプランナー認定講座」講師、また同雑誌にて「佐伯エリの言葉にできない想いを引き出すヒアリング」を連載中。2018年にスタートしたウエディングプランナーのための学びのプラットフォーム「SUEHIRO」立ち上げメンバー。全国の式場、プランナーに拡散された「新型コロナウイルス感染症結婚式ガイドライン」発案者。2021年にはプランナーとキャプテンによる人材育成&施行改善コンサルティングサービス「B buddy consulting」をスタート。2023年インポートドレスのセレクトショップ『ドレスとハンサム』をオープン。2021年12月NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演。お二人と参列者の想いを何度も染め重ね、未来にいつまでも人々の心を温め続ける結婚の1日をプロデュースしている。  


ERISAEKIWedding

お二人の心の中にある、優しさと美しさと愛で、未来に届く結婚の日を共創します。