『誓いの言葉』を考えるタイミングのこと

皆さま、こんにちは。 

 ウエディングプランナーの佐伯エリです。

 このblogでは結婚式準備にまつわる情報を発信しています。  


今回は、人前式の『誓いの言葉』を考えるタイミングについて、です。


結婚式の準備をしていると

『私たち、忙しいし、心配性だから、決められることは早く決めたい』と

リクエストをくださるお客様がたくさんいらっしゃいます。


もちろん、それは本当にそうで

『決められるなら』早く決めて進めて差し上げたいと思う。


でも、結婚式ってなんというか、そう、タイムライン通りにいかないというか

早くやってしまったが故に

薄くなってしまったり、やり直しが必要になったり

そんなことが多々生まれたりもする。


ただ、お客様は初めてのことなので

もちろんその感覚はわからなくて当然なのですが

もっとわかりやすくその感じをお伝えできたら良いのにな、と日々考えています。


そんな結婚式準備の中で 私はいつも一番最後

本番まで1週間を切ったあたりのタイミングで

お二人に『誓いの言葉』を考えてもらっています。


 お料理や引出物の手配や最終数の確認

ドレスのフィッティングなど

その時点ではこれらの準備は全て終わっているから

そこで深呼吸してあと一ミリ

深くその人生に向き合うために。


この紙は結婚式の朝

お二人のお支度のお部屋の テーブルの上に置かれていました。


これはお二人の誓いの言葉の下書きで

もちろん結婚式で使用するものではないのだけれど

お二人がそっと持ってきてそこに置いてくれていた。


クリエイターたちもそれぞれに ここに滲み出た

二人の準備期間に想いを馳せながら目を通し

それぞれに想いを背負って

また自分たちのクリエイティブに戻って行ったのでした。


『挙式の"式次第のお打ち合わせ"は、最後の一ヶ月を切ってから行い

"誓いの言葉"は、式の直前に考えていただいています。

今はまだ考えてもきっとふわっとキレイなものになると思う。

そうじゃなくて準備期間を越えることで

お二人の新郎新婦としての心情が育つから

そのタイミングに出てくるものが必ずあると私は信じています』


これは いつも準備の最初にお伝えしていること。


お二人がこの想いをしっかり受け取ってくださり

この日を一緒に迎えられたこと

嬉しくて今も目頭が熱くなるのです。


私のつくる世界には

華美なものや豪華なものはなにもないけれど

ただ 『人間の美しさ』

それだけはしっかりと カタチにしていきたいと思っています。


本当に美しいものって

例えその形がなくなったとしてお

遠くの未来にまで心に残り

いつまでも温かくて

どこまでも優しいと思うんですよね😌

ERISAEKIWedding

お二人の心の中にある、優しさと美しさと愛で、未来に届く結婚の日を共創します。